〇プリザーブドフラワーとは?
生花をきれいな状態で長く楽しめるお花
「プリザーブド」とは「保存された」という意味です。
製法は生花のうちに色素や水分を抜き、長期間保存できるように特殊な薬品や着色料(人体には無害です)を吸わせる加工を施すことにより、水やりをせずに鮮やかな色と生花のような風合いを保ちながら、保存状態にもよりますが、長期間美しさを保つことが可能なお花です。
比較的新しい技術で生まれた花ですが、その人気は年々高まっています。
〇プリザーブドフラワーの特徴
・長期間枯れません。
・水やりが不要。
・花粉・香りがありませんので、病院へのお見舞いにも喜ばれています。
〇プリザーブドウラワーってどれくらい長持ちするの?
一番よく聞かれる質問です。
これは2006年10月に制作したアレンジです。(2016年4月現在)
約10年間、専用のケースに入れて保存してましたので、多少の色移りがありますが2016年の今でもまだ充分楽しめます。
2010年制作のブーケ(2016年4月現在)
赤や紫などの原色(濃い色)は比較的長持ちしやすいようです。
薄い色は保存状態にもよりますが、原色系のお花よりも若干色褪せが早いようです。
※ 注意
置き場所やお花の種類・製造メーカーによってもお花の特徴が異なるため、すべてのプリザーブドフラワーがこんなに何年も長持ちするとは限りませんが、短くても2~3年は楽しんでいただけると言われています。
〇プリザーブドフラワーの注意点
保存状態が良ければ、長期間美しさを保つことができますが、以下の点にご注意下さい。
・湿気の多い場所、燥しすぎる場所、高温の場所に飾ると劣化が早くなります。
水分・風・紫外線に当たるのも劣化の原因になります。
・布などに長期接していると、花の染料が色移りします。同様に、色が濃い花と色が薄い花が長期に接していると、薄い色の方に色移りしてしまいます。
・生花より柔軟性はないので、衝撃に弱く破損しやすいため、優しくお取り扱い下さい
〇プリザーブドフラワーのお手入れ方法
ホコリが気になるような時には…
・直接触ることなくドライヤーの弱冷風を少し離れたところから軽くあてるか、息を吹いて取り除いて下さい。
・または筆などの柔らかいもので軽く払って下さい。
湿度により花びらが湿ってきたと感じたら…
・湿度がなくなると元の状態に戻りますが、急いで元の状態に戻したいときは、ドライヤーの弱温風を優しくそっとあててあげると元に戻ることがあります。